2022年の振り返り

2022年もお疲れ様でした(書き終わってたけど、出すのを忘れていた)。去年はこちら。

例によって長いけど、主に読み返すのは自分なので特に気にせず書き殴っておきます。

MonotaROから10Xに転職

MonotaROでの仕事

MonotaROでのデータ基盤グループの仕事は楽しかったし、やりがいも大きかったです。課題はまだまだ山積みではあるといえ、あれだけデータを活用する人がいる状況で、データマネジメントについて考えたりあれこれ手を動かしてという経験は自分にとってはかけがいのないものになりました。特にデータ基盤グループのメンバーとの日々のディスカッションがめっちゃ楽しかったですね。仕事を通してTech Blogなどでいくつかアウトプットしていました。

10Xへの転職

去年の振り返りエントリでも「はてなからMonotaROに転職」って書いていて「毎年転職してるな、ジョブホッパーか?!」という感じで見られてしまいそうな感じはあるなと思います。上に書いたようにMonotaROでのデータ基盤の仕事はとてもよかったので正直もっと長く働きたかったのですが、全社レベルでの働き方のrequirementsが変化して自身のポリシーと折り合いがつかなかったということもあり、転職をしました。長く働いていく上で、この辺のマッチしているかどうかは重要だと思っています。

アナリティクスエンジニアとして10Xに入社したわけですが、世の中のアナリティクスエンジニアの定義 / スコープよりもう少し広く、データマネジメントやデータガバナンスを担当しています。「実際入ってみてどうよ?」という話でいくと「想像通りに大変!」というのが率直な回答になりそうです。どういうところが大変かを整理してみると

  • MonotaROほどデータ活用の成熟度は高くないが*1、それでもデータに対する需要が大きい
    • データ分析やデータ抽出をしたい人(特にBizDevの方)はたくさんいるが、DWHやデータマートの整備がまだまだ追い付いていない
    • そのため、アナリストに都度依頼が行きがちで、時間が細切れになり深い分析をする時間がなかなか取りにくい
    • データ品質やSSoTの体制もまだまだ改善の余地がある
  • データガバナンスの体制の整備もまだまだこれから
    • データマネジメント専任の人がこれまではいなかったため、何がどれくらいできている / いなくて、どういう順序で取り組むかがうまく決められていなかった

などがありました(あります)。しかし、この辺はデータマネジメントをやり始めた頃はどの会社でも似たようなものだと思っているので、必要以上に悲観はしていないです。やっていき。

また、MonotaROだと同職種3人目だったので、同じ職種の人に聞けるという環境でした。10Xでは一人目職種ということもあり、色々試行錯誤しながらのスタートでした。この辺りで貯まった知見は会社のBlogにも書きました。

大変なことをアレコレ書きましたが、一方でやりがいや楽しさもかなりあります。色々できていないことがあるというのは見方を変えればホワイトスペースだらけということでもあり、データマネジメント全般を設計したり(スモールスタートではあるけど)実現したりというのは人生でそんなに何回もできる仕事ではないと思うので、やりがいは満載です。例えば「10Xでの理想のデータ活用とそれを支えるデータマネジメント」という内容を11月の全社の勉強会(Good Morning Talk)で共有しました。内容としては

  • 現状の10Xでのデータ関連の課題はこういうところがある
  • 今後事業を10xさせていくためにはこういうToBeになる必要があって、そのためのステップとしてこういう流れを考えている
    • キーワードは「セルフサービス」と「ガードレール」
  • これを実現させていくためにも、各部署に対してこういう協力をお願いしたい!

というものでした。この辺の内容や入社してから行なったデータガバナンス関係の活動は年明けのどこかの勉強会で発表しようと思うので、乞御期待。アウトプットの第一段としてヒアリングで溜まってきたノウハウは出してます。

データマネジメントは仕事をやる上で社内でかなり広い範囲の職種の人とやり取りをさせてもらうことがあります。10Xは会社のValuesとしてAs One Teamというものがあり、職種が違ってもみんな同じチームとしてコトに向かえるので、とても仕事がしやすいなと感じています。

来年の振り返りにはアナリティクスエンジニアとしてデータを通じてこういう価値の創出に貢献できた!ということがより具体的に書けるように頑張っていこうと思います。data vaultやdimentional modeling関連のモデリングやその運用が割とホットなトピックになってきそうで、来年はその辺も色々アウトプットできるといいな。

副業の話

結局やらなかったんですが、機械学習エンジニア関連で副業をしようとした動いた年でもありました。

コミュニティ方面

去年からやっているdatatech-jpは今年も継続してやってます。その辺はadvent calendarに詳しく書きました。

それ以外だと旧交を温める活動がちょいちょいありました。自分はもはやNLPと全然関係ない仕事をしつつありますが、JSAIで京都にきていた松本研のOB達を飲む機会がありました。NLPやMLを引き続きやっている人もいれば、MLOpsやってる人もいたりとかあるものの、データについて思うところは同じようなところに収束していくのが面白いなぁと思いながら話していました。

また、11月はたまたま声をかけてもらって、ex-はてな飲み(4人の小規模、現職はてなの人もいる)に混ぜてもらいました。色んな組織で色んな課題があるわけですが、はてなで同じ時期に働いていたという共通のバックグラウンドがあると「はてなでいうXXXで」というコンテキストの超ショートカットができて話せるので、すごいよかったです。それ以外の文脈でもはてなの人に声かけてもらって離す機会があったりして、こういうのは継続的にやっていきたい。

技術方面

ここ数年やっているML-Newsは今年は目立った活動はあまりできず。フロントがノーテストで走っていたので、Jestでテストを書いたりなどチマチマしたことに留まりました。また、フレームワークとしてNuxtを使っているんですが、Nuxt3にアップデートしていかないといけないのが気が重い...。

前職の社内の読書会で「Go言語による並行処理」の本を通読できたのはよかったです。チャネルの使い方への理解が大分深まりました。

趣味方面は今年はあまりアウトプットできなかったなと思っていたんですが、後半は完全にその通りなものの前半はめっちゃアウトプットしていて振り返ってびびった...。

この辺が関係しているのかは分からないですが、GitHub Sponsorsが2件きました。ありがたいですね。それ自体を目的にすることはないですが、自分のアウトプットが他の人にも役に立っているという感覚は好きなので、来年もSponsorsしてもらえるようなアウトプットが結果的に出せるようにしたいです。

健康方面

昨年末にめちゃくちゃ苦しんだ尿路結石は年明けにはひとまず完治したので、2022年は割と平穏に暮せたかなと思います。水分をちゃんと取らないと簡単に再発はしてしまうので、来年も気を付けながらやっていきたい...。また、最大酸素摂取量っていうやつが低くなっていたので、負荷をかけたい。意識的に階段使ったり、歩き入れたりしてやってます。

あと、筋肉も付けたいなと思っていいダンベル買いました。ジムに行くという手もありますが、自分にとってはジムに行くために外に出るというハードルが高いです。絶対続かない自信があり、自宅でできるほうがトータルとし続くであろうという判断。カチカチ回してダンベルの重量を手元で簡単に変更できるのいいですね。

*1:10Xが低いというよりはMonotaROがスゴイというのが正確だとは思う