単関数による可測関数の近似はちょっと深そうなので、しばらく寝かせて復習をするよ。
可測集合全体はボレル集合体をつくる
最初に次の定理が書かれている。
集合Xの上に外測度が与えられているとする。このとき、に関して可測な集合全体はボレル集合体をつくる。
で、議論を進めていくためのパーツがぼろぼろと落ちているので、その付近の補強から始めることにする。まず集合Xの上に外測度が与えられているとする。その時にが可測となるのと以下のことは同値である(P65)。
すべてのに対しが成立する。
不等号ではなく、等号まで強めてよいというのがP64の定義にある。で、そんな可測集合全体を考えた時に、それがボレル集合体になると言っている。ボレル集合体の条件というのは3つあった。をボレル集合体とする。この時
(i)
(ii)
(iii)
可測集合の測度
測度の完備性
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