在宅勤務の最近のデスク環境のアップデート

誰かにオススメしたいとかそういう汎用的なものではなく、あくまで自分はこうしてる的なエントリ。他の人に紹介するときのポインタです。

Why: 在宅勤務に振り切る意思決定をした

ここ数年、ほぼほぼ在宅勤務ではあったが、オフィシャルな制度というよりはコロナが落ち着くまでの一時的な勤務体制という側面があった。場合によってはオフィス勤務がそれなりの頻度で復活するかも、ということは頭の中には常にあった。そのため、自宅のデスク環境も最低限は整備したが、環境がfixするまでの繋ぎ的な構成にしていた(物を捨てるのって大変なので)。

最近、個人的な理由で今後しばらく在宅勤務に振り切る意思決定をしたので、自宅のデスク環境も在宅勤務前提のものに買い揃えることにした。

Before

前回の環境はこちら。コロナが流行り始めた直後くらいに整えた環境ではあるが、今回変えるまでの2年半ほぼこの環境でやっていた。

スタンディングデスクの上に、MacBookとモバイルディスプレイを乗せて使っていた。モバイルディスプレイを家の外に持ち運びをする前提ではないが、スタンディングデスクの幅的に大きいものは入らない & 暫定的なこともありあまり高価ではないものを選んだ結果こうなった。USB-CやHDMIなど入力端子も充実していて、定時後になったらこのディスプレイ上でSwitchでSplatoonをやったりしていた。音は多分しょぼいと思うんだけど、残念な耳なので特に困らなかった。

また、PCをそのまま机に置くと、目線が下がってめちゃくちゃ肩がこるので、BoYataのスタンドを使っていたが、これは必須と言えるくらい重宝した。カメラやマイクはMacBook Proのものをそのまま使っていて、特に困っていなかった。

After

こんな感じになりました。写真で見るとめっちゃシンプルやな...って感じですが、ごちゃついているよりは使いやすいのでいいかなと思ってます。

Afterのデスク環境

あまり整理されていないので写真はこれだけですが、スタンディングデスクの隣に普通の洋服ダンスがあって、その上にPCを置いたり、よく参照する本や書類を置いたりしています。Switchのプロコンや文房具とかも置いてある。

クラムシェルのMacBookを設置

モニター: EIZO FlexScan EV2781-WT

今回はモニターを中心にデスク環境の構成を考えた。在宅勤務前提にするため、モニターはある程度大きめのものを選択する。27 ~ 31インチを中心に考えていたが、スタンディングデスクの耐荷重が10kgであり、31インチ以上だと10kgを超えるものがほとんどだったので27インチにした*1。27インチより大きいと顔を横に動かなさいといけないので、顔もホームポジションから動かしたくない自分にとっては、このサイズで結果的にはよかったかもしれない。

モニターに繋ぎたいものとしては、概ね以下の三つ。

  • 会社用PC
    • 16インチのMacBook Pro(M1)
    • 「クラムシェルで使うのであれば13インチでもいいのでは」というのもあるけど、自分は自室の中でもソファーで作業することなども多々あり、モニターに繋いでいなくてもPC自体が大きめの画面を持っているのは割と大事であった
    • その代わりめっちゃ重いけど、出張の頻度は四半期の一度くらいなのでその時だけ我慢すればよい
  • プライベート用PC
    • 16インチのMacBook Pro(Intel)
  • Nintendo Switch
    • 最近はSplatoon専用機になっている
    • たまにFit Boxingもする

でかいモニター前提のため、MacBook Proはクラムシェルモードで使う。複数のディスプレイ間をあちこち移動する手間を省くのが目的。モニターに詳しい人(Thanks to id:tkngue)に聞いたところ「多少お高いが、そこを許容できるならモニターはEIZOのものがよい」と教えてもらったので、ヨドバシの店舗で店員さんにあれこれ教えてもらいながら以下のものを買った。

いくつか気にいった点があるけど、複数PCの切り替えがUSB-C一個の付け替えで済むというのが一番気にいっている。後述するけど、キーボードやカメラ、スピーカーなどPCと接続すべき機器がたくさんある中で、4ポートのUSB-Aハブがディスプレイに備え付けられているため、USB-C一個の付け替えで済む。これが本当に楽。

モニタの首の後ろ側にケーブルをまとめられる空間があり、接続しているケーブルの割にはすっきりした見た目になったような気がする。

クラムシェルのMacBook Pro 16インチを2つ並べて置きたいので、PCスタンドが必要になった。以下のものを買ったが、ぴったり収まるし、排熱も今のところ問題なさそう。

キーボード & トラックパッド: Apple Magic Keyboard & Apple Magic Trackpad

「分割キーボード、肩凝りに効きそうでよさそうだなぁ」と思いつつ、ずっと手を出せていない。家の中でも机で作業したり、ソファーで作業したりなど、部屋の中をうろうろしながら作業する人間なので、場所によってキーボードが大きく変わると入力インターフェイスの切り替えに自分の感覚が間に合わない。そんなわけで、もう何年もApple純正のキーボードを使っている。会社用のPCがM1になった関係で、ワイヤレスキーボードでもTouch IDが使えるようになったため、新調してみた。Apple WatchでもMacのロック解除はできるが、会社用のPCに自分のiCloudにログインしたくないので、ワイヤレスキーボードでもTouch IDが使えるようになったのはありがたい。

今のところ、特に困らず使えている。純正なのでそれはそう。このキーボード & トラックパッドはワイヤレスで使うことができるが、あえてUSB-C - Lightningケーブルの有線で接続している。Magic Keyboardはマルチペアリングに対応しておらず、Bluetoothの接続のオン/オフをぽちぽちを両方の端末で切り替える必要がある。クラムシェル環境でこれは大変面倒なので、有線ケーブルを使うことでこの問題を回避している。モニターをFlexScanにしたおかげで、キーボード & トラックパッドも接続先が変わったら追従してくれるため、ストレスがなくて最高。有線にすることで、充電の心配も気にすることなくなったので、それもよい。有線は邪魔か邪魔じゃないかと言われれば邪魔ではあるが、それほど邪魔ではなく、有線にすることのメリットのほうがめっちゃ大きかった。

Webカメラ: ロジクール Webカメラ C930s

クラムシェルでの作業を前提とするため、MacBook Pro本体のカメラは利用できない。Webカメラは概ね評判がよさそうなロジクール製を買った。

Webカメラはモニタの上に置いているが、ずれてくるとか解像度などは全く問題ない。しかし、視野角が自分の用途だと広すぎたのはちょっとミスだった...。広ければいいやろと思っていたけど、思ったより部屋が写ってしまうので、もうちょい狭いもので十分だった気がする。自宅ではMacBook Pro本体のカメラしか使ったことがなかったため、この辺の感覚があまりなかった。毎日自室を整理する気力は保てないので、今のところGoogle Meetの背景画像を変更してごまかす運用にした。

マイク & スピーカー: Yamaha YVC-200B & Shokz OpenComm

Webカラメと同じく、クラムシェル前提のため、MacBook Pro本体のマイク & スピーカーは利用できない。スピーカーはヤマハのものを買った。

ヤマハのものなら間違いないだろうと思って買ったけど、間違いなくてよかった。USBをMacに繋げば、ドライバーも入れる必要なく何事もなかったかのように認識してくれた。本体のUIもすっきりしていて分かりやすいし、Web会議の際に気になりがちな、マイクやスピーカーもワンタッチでmute / unmuteできる。360°全方位からの音声を集音してくれるので、設置場所もそれほど頑張りすぎる必要はない。

これは仕事には全然関係ないけど、Bluetoothでの接続にも対応しているので、iPad Miniの出力先としてリラックス用の音を流すということもできる。自分は卓球の打球音が流れる30分くらいのYouTubeの動画をひたすら流している。心地よい。

また、デスク以外にソファーなどでWeb会議に出ることもあるので、その場合は元から持っていたShokzのヘッドセットを使っている。耳の中に入れなくていいので痛くならないし、バッテリの持ちがとてもいいので「肝心な時にバッテリ切れ!!」という心配をしなくていいのが助かっている。

まとめ

今後の働く環境を在宅勤務にfixすることができたため、デスク回りの環境をガラっと変えてみた。変更前でもそれほど困ってはいないと思っていたが、実際変更してみると「かなりいい感じになったな!」という気がしている。「仕事頑張るかー!」という気持ちがぐいぐい湧いてきた。

モノ的にはそれなりに買い揃えたため出費が結構発生してしまったが、会社から機器等のセットアップをサポート(上限:5万円)があったのも助かりました。ありがとうございます。

*1:机をよりでかいものにする選択肢もあるが、自室はそんなに広くないという問題がある