距離空間とか位相を勉強するということになったんだけど、id:witchmakersと読む本で勉強することにする。
- 作者: 松坂和夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1968/06/10
- メディア: 単行本
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ええっと、最初の付近のところで、位相空間というのは一般的に開集合系を用いて定義する、と書いてあるんだけど、いきなりそれはあれだから、ユークリッド空間の位相についてまず考えるそうだ。
で、距離に関する定義がつらつらと書いてあって、いろんなところで見るシュワルツの不等式が登場する。
の部分集合の内部(開核)、外部、境界
最初に長方形に対して、直感的な内部とか境界の説明がしてある。その後、厳密な定義(P140)が与えてあって、まず球体の概念について定義されている。
aをの一つの点、を1つの正の実数とするとき、集合を、aを中心、[\epsilon]を半径とするの球体と言うらしい。で、これ以降、球体をで表わすらしい。
Mをの一つの与えられた部分集合とする。の点aに対して、適当に正数をとればが成立するときにaをMの内点と言うらしい。書きくださないとちょっと分からなくなってくる。Bってのはaとの距離がより小さく、の要素であるものの集合であるから、それがMの部分集合になっているということか。つまり、Mはaを中心とする球体を含んでいる(見方を変えれば、aに十分近いところの点はすべてMに属している)と言いなおすことができる。
で、Mの内部(開核)というのが説明してある。Mの内点全部の集合のことだそうだ。open kernelとも言うらしく、とかとかでも表現するらしい。
この内点の補集合としてMの外点というものが与えられている。aに十分近いところの点がすべてMに属していないとき(「どこかは属しているけど、どこかは属している」というのはなし)、aをMの外点()と言うらしい。