useR!2009で気になった発表をいくつか紹介してみる

7/17から7/19はRubyKaigi 2009が行なわれていましたが、ほぼ同時期の7/7から7/10はuseR! 2009がフランスで行なわれていたようです。RubyKaigiは2006年から毎年開催されていますが、useR!も2004年から毎年開催されていて、RubyKaigiに負けないような規模(というかセッションの数とかが半端なく多い)で行なわれています。

去年のuseR!で気になった発表をいくつかまとめてたりしますが、今年もいくつか気になった発表を書いてみようかなと思います。発表と発表に使われたスライドの一覧はここにあるようです。チュートリアルはここ

  • Parallel Computing with Iterators
    • Rでのiterationをもっと高速に、簡単にできるようにしようよというような内容
    • Cで拡張とかを使わないでやれるのがうれしいかな
    • ただインストールして動かしてみたら、自分の環境で動かないことがあった(localeによって動いたり動かなかったり)ので、報告してみた
  • Distributed Text Mining with tm
    • 分散環境でテキストマイニング
    • MapReduceとか出てきて、hadoopをRから使えるようにしてある
    • ただ、スライドのままではうまく動かなくて、inherits(hive(), "hive")の付近がおかしいことが分かった

去年よりも大規模データでどうするとか、高速化とかの話が出ている…ような気がしました。ちなみにid:yag_aysも専門に近い分野のところを日本語で紹介してくれました。