まず「固有値が0より大きい」→最適化理論の正定値の定義()を示す。
Aを行列とすると、全ての
に対して
、かつ
であるとする。つまり、「固有値が0以上」とする。すると全て
のに対して
となり、最適化理論の半正定値の定義を見たしていることが分かる。
次に、最適化理論の正定値の定義→「固有値が0以上」を示す。
が成立しているとすると、
に左から
を掛けると
。
だから、
が成立するが、
は常に成立、なので
であることが言える(全ての
に対して)。これより、最適化理論の正定値の定義→「固有値が0以上」が示せた。

- 作者: 田村明久,村松正和
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2002/04/01
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