2020年もお疲れ様でした。仕事は当然まだおさまっていない。
2020年以前
2018年は砂場活動を結構頑張っていた時期だったらしい。
2019年は振り返りエントリが存在しなかったけど、こんな感じの年だったはず。
- 仕事で取り組んでいたロール内異常検知がリリースできた
- メイン担当として、上から下まで関わっていたのでほっとした
- 知見が溜ってきたので、超交流会やMachine Learning Casual Talks #10などで登壇する機会をいただきました
- メンタルの浮き沈みが激しかった
- 機械学習関係のことをあれこれ話せる同僚の退職が立て続けにあり、結構落ち込んでた
- 退職するか30回くらい考えたし、実際他社さんのカジュアル面談受けに行ったりしたけど、何とか踏み止まったっぽい
そんでもって2020年はこういう年でした。
CREになった & データ基盤をやるようになった
今年の一番の大きな出来事としてはCREになったこと。
カスタマーサクセスのためのデータ活用を進めるために、データ基盤の構築やデータ分析を行ないました。データ分析を実際に行なう人のフィードバックを元に、データ基盤の改善を進めました。データ基盤構築の経験がゼロからやり始めた割に、まあまあできたかなと思うのは主に他社さんでアウトプットしてくれている方のエントリのお陰だったので、自分もなるべくアウトプットするようにしました。
外部での登壇も3件やりました。これくらいのペースが丁度いいなと思う。2018年 / 2019年は大分頑張ったけど、頑張りすぎた結果疲弊していた。
また、社内のデータ活用を広めるためにSQLレクチャー会をやり始めました。SELECT ... FROM
から始めて、現在ではウィンドウ関数まで使い込なせるようになってもらって、セールス活動をサポートするための仕事に生かし始めてもらおうという段階まできました。SQLをレクチャーするだけでなくデータ分析のことを営業事務の方に知ってもらったことで、データ整備の改善も具体的に進み始めたことがこの活動の真の意味だったなと思っている今日この頃。
最近では「突撃! 隣のダッシュボード」という社内企画もやり始めていて、自チームのダッシュボードにまつわる見所ポイント、苦労話、活用のされ方などを他チームにも共有して、データ活用を促進できればなと思ってやっています。会社のほたてで(同率)1位を獲得するなど、まあまあいい感じになってきている気がする。
こういった現場視点のボトムアップな活動は割と色々できたかなと思う一方、トップダウンな動きを引き出すところはあまりうまくやれなかったなぁという気持ちが強い。ここに関しては今のところいい解の候補を自分でも持てていないので、2021年はもっといい方向に進むといいなぁ(他力本願...)。
コロナとWFH
3~4月あたりは世の中これからどうなるか見えない状況で結構ストレスがあった。5月以降くらいからようやくペースが掴めてきたかなと思ったが、ずっと在宅だと全然エンジンかからないな...と8月くらいに気付いて、週1~2日のペースで出社するくらいで最近はやってる。オフィスランチが恋しい。
都立大の講義をやる機会があったけど、こちらもコロナの影響でオンラインでやりました。講義はまだしもプログラミング演習は準備も当日も大変だった。
数理統計学の復習を始めた
ここ数年、仕事で数学をまともに使っていないこともあり、数学力が落ちまくっている。このままではヤバイという危機感は持ちつつも、特に何かができたわけでもないというのが今年の前半までのステータス。マジでケツを叩かないとどうしようもないな...と思って、統計検定講座を受講し始めた。
割とネガティブな要因で受講し始めたわけだけど、講座は予想よりかなり楽しく、毎週土曜を楽しみに待っている状態。不偏推定量や検定論への理解がぐっと深まったし、何より統計学はやっぱり楽しいなと再認識できたのが一番の収穫かな。
- モーメント母関数、確率変数の変数変換
- 順序統計量や不偏推定量
- 一様最小分散不偏推定量とクラメルラオの下限
- 最尤推定や十分統計量
- 完備十分統計量を使った一様最小分散不偏推定量の構成方法、Lehmann-Scheffeの定理
- 一様最強力検定
- 尤度比検定
練習問題がバシバシ解けるという状態にはまだ遠いので、しばらく訓練をしてから来年の統計検定に備えようかなという気持ちになってきています。せっかく勉強したので、業務でも早速使っています。