年末なので、今年の家庭内財政会議を開きました。Blogには書いていませんが、上期にも同様のものをやっています。そもそも自分の財務状況を調べようと思ったのは、確定拠出年金の制度が始まったところくらいからでした。確定拠出年金やNISAは税制上かなり優遇されているということを知り、私も始めようと思ったときに
- 確定拠出年金の自己負担額をどれくらい入れても大丈夫なのか
- NISAはいくらくらいだったら大丈夫なのか
を知るためにはそもそも自身の財政状況を知ることが必須だったのです。税制上優遇されているといっても、現在の日常の生活がボロボロになってしまっては意味がないですからね。
今年は妻と結婚したこともあり、妻にも収支を計算してもらい(家賃口座以外は財布はまだ別に持っているので)、半期に一度財政会議を開くという決まりにしました。財政会議を開くことでよかったことはたくさんありました。
- 自分が今年どれくらい貯金できているのか把握できるため、安心感がある
- 老後にはいくらお金が必要かを計算し、今から貯金や投資をするには年率何%程度の運用ができればいいかを知ることができた
- 今のペースでやり続ければ、それほど無理せず達成できることが分かった
- 若いとはいえ、リスクを取りすぎたポートフォリオは危険。自分はどれくらいの損失なら耐えられそうかを少額でもよいので、実験的に始めるのがオススメ
- 新婚旅行など非日常的なイベントをやる際にも、今年はこれくらい貯金できそうだから、旅行自体にこれくらいは使ってよさそう、と計画を立てることができた
- レシートで財布がいっぱいにならなくなった
以上のように自分のお金関係をきちんと把握しておくことは非常によいことなのですが、デメリットとして面倒である、というのがあります。面倒なことは個人的にも嫌いなため、お金関係の把握にはmoneyforwardを使っています。管理しているものとしては
- 財布
- 銀行口座(ゆうちょ、ネット銀行)
- クレジッドカード
- 証券口座
- 電子マネー(ICCOCAやスタバカードなども)
- ポイントカード(ヨドバシなど)
- 年金
- 携帯の使用料
- ガス電気代の使用料
- amazonでの使用額(これが結構でかいんだな...)
があります。これらの入出金などが自動的に記録されていくというのはかなり便利です。とても重要な個人情報を預けることに抵抗がある、という意見もありますし、理解はできます。ただ、私の場合は面倒になって財政の管理を放棄してしまい、年単位で100万とか何に使ったのか分からない...などの自体のほうがよっぽど怖いためmoneyforwadを使うことにしました。20年後くらいに老後のことを考えたら、必要なお金に数千万足りてない...みたいな事態って恐怖ですよね。一番大きなお金を預けている証券口座は閲覧パスワードと取引パスワードが一緒になっている、というのも重要です。
買い物の大部分はクレジットカードなどで支払うようにしていますが、現金でもちろん支払うこともあります。そういうときはレシートを頼りに、recerecoでレシートを記録して、moneyforwardに同期させています。recerecoはレシートに特化したようなOCRでかなり高精度に必要な情報(日時、店名、合計金額)を認識してくれます。
今年は上記のことをやり始めた一年で、思っていた範囲内に貯金もできたので、来年のNISAも投資できそうです。来年も家庭内財政会議をやって、どうなったか定点観測してみたいと思います。
余談
確定拠出年金やNISAについては、以下の本を中心に勉強しました。初学者にも分かりやすくてオススメです。
金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
- 作者: 竹川美奈子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2013/01/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 山崎元
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
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- メディア: 新書
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