内定式と昔の仲間

gdgd

奈良では合宿の話や(主にM1の人らと)研究の話をできて割と満足したので、土曜の昼から東京へ向かう。夕方頃に東京某所に着きid:yag_aysid:wakutekaid:mickey24で飯。Tsukuba.Rの愉快な仲間達という感じで気心が知れているので落ち着く。その後id:reposeid:tor_ozakiが合流。id:yag_ays宅で電脳コイルを見ながらgdgdと話すというなんとも非生産的な時間を過ごす(笑)。いや、この時間を過ごすことが目的だったのでいいんです。

yaotti

日曜は上京してきたばかりのid:yaottiと食事。てっきり大学院でこっちに進むんだとばかり思っていたが、大学院には進まず自分で会社を作ることにしたそうでびっくりした。Qiita(キータ)というエンジニア向け問題解決サイトを作っているそうな。

昔ビジコンを一緒にやっていた仲間と作るそうで、道は険しそうだが応援したい。自分は来年から某企業(分類するなら大企業になると思う)の基礎研究をする人になるので、id:yaottiとは進む方向が真逆になるのかなと思ったが、共通して必要になるところもかなりあるなぁと感じた。彼とはもう4年目くらいの付き合いになる(会うのは半年に一回くらいの頻度だが)が、会う度に刺激をもらっている気がするので、自分も刺激を与えれる存在でありたいなと思ったり。

内定式

月曜は内定式。内々定者から内定者に進化しました。半年後から社会人と言われても全然ピンときません...。研究所全体だと90人近くということでかなり大規模だと思うのだが、自分が行きそうな研究所だとめっちゃ少ないと思われるので、色々な人に話しかけてみたり(それにしても自然言語処理か機械学習のどちらかがメインという人は1人しかまだ会っていないのだが、全体としては何人いるのだろうか)。と言っても数人はtwitterとかで話していたりしていた人もいるのでオフラインでしか聞けないというか聞きにくいことを聞いてみたりなど。ちょっと前にtwitterで話題になっていた記事に関して本音を聞いてみたいところが2点ほどあったのだ(書かないけど)。

あっ、某研究所じゃなくなってしまった。

その後、泊めてもらっていたid:yag_ays宅にてあれこれ面白そうな本の話をしたりなど。人の本棚に並んでいる本はどれも面白そうに見える(笑)。

IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる

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  • 作者: スティーヴン・ベイカー,金山博・武田浩一(日本IBM東京基礎研究所),土屋 政雄
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 単行本
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考える脳 考えるコンピューター

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  • 作者: ジェフ・ホーキンス,サンドラ・ブレイクスリー,伊藤文英
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2005/03/24
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形態の生命誌―なぜ生物にカタチがあるのか (新潮選書)

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インターネットのカタチ―もろさが織り成す粘り強い世界―

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スカイライナーとか北京行きの飛行機の待ち時間で下の2つを読んだ。どちらもかなり面白かった。
進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

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  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤーハンソン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
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池谷さんの脳の本は高校生向けの講義をベースにしているというだけあって、生物とかの知識が中学生で止まっている自分にも分かりやすかった。分かりやすいだけでなく、最近NatureやScienceに出たような最新の研究の話も随所に盛り込んであり、分かりやすいというより結構興奮しながら読めた。これはかなりの良書。

37signalsのほうは一見かなりぶっとばしているように見えたが、かなり納得。本の元になっている37signalsはベンチャー企業になると思うのだけど、これから研究者を目指していく自分にも大いに役に立つと思うことがsimpleだけど力強く書いてあった。例えば、目次から抜粋すると

  • 見直す
    • 現実の世界なんて無視しよう
    • 「失敗から学ぶこと」は過大評価されている
  • 先に進む
    • あなたに必要なものを作る
  • 進展
    • 制約を受け入れる
  • 競合相手
    • 製品をありふれたものにしない
    • 真似てはいけない
    • けんかを売る

などなど。id:yaottiと話したときに被ってくるところと書いていた付近もこの辺が多い。MSRAにくる前にアドバイスもらったことや、MSRA内の講演でも上で書いたもののいくつかの話を聞いたりしたこともあるし、色々なことのエッセンスが詰まっていると思う良書。はてなインターンに行く前も行った後も強く思ったことだが、「あなたに必要なものを作る」のところは自分としてはかなり重要というか譲れないことだと思っているので、自分の手で自分はどういうものが欲しいのかをしっかり考えてこの手で実現していきたい(それと同時に自分の製品は何なのか、顧客は誰でどこを向いて研究をしていくのかなどなども考えていかないといけない要素だと思う)。