普通にいい本だった。3つのファクター、7つの切り口という具合で分かりやすく説明。「なるほど!」的なアイデアも得られたのでよかったです。
以下、レバレッジメモ。毎度のことながら、人に分かるようには書いてませんw。
- 作者: 大橋悦夫
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2007/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 70回
- この商品を含むブログ (39件) を見る
- 習慣は第二の天性(キレロ)
- 習慣は自然のごとし(孔子)
身についた習慣は生まれつきの性質と同じくらいにその後の人生に影響を及ぼす。
感情のフィルター
感情のフィルターをうまく通過できるようになるためには、まず「感情のフィルター」についてよく知っておく必要があります。ここでヒトが足をとられてしまう原因としては、次の3つがあります。
- 例外(雨の日)
- 不安
- スランプ
継続の3つのタイプ
特徴 | 例 | 課題 | キーワード | |
---|---|---|---|---|
続ける系 | 最初にパワーをかけて定着させる必要がある。いったん習慣にできれば、あとは平坦な道程。成果はじんわりと感じられる。 | 早起き。筋トレ。ジョギング。 | 雨の日 | 気分 |
ためる系 | 取りかかるのは簡単。続けた成果がすぐに目にみえる。続ければ続けるほど、よろこびが大きくなる。 | ダイエット。ブログ | さぼりたい | 収穫 |
マスター系 | 続けることよりもマスターすることが目的。要領のよさが問われる | 英会話 | スランプ | レバレッジ |
続ける系のキーワード「気分」
自分の行動に対して、具体的に目に見える成果を要求しないという姿勢が見えます。
このような「取りかかりの敷居」を乗り越えるには、何らかのスタートのためのごほうびを用意しておくとよいでしょう。例えば、決めた時間までに起きることができたら、早朝30分は自由に使ってよいなど。「早く起きると自分の好きなことに時間が使える」という結びつきが生れるのです。
ためる系のキーワード「収穫」
あるスポーツクラブでは、「体重が一定期間で100g減るごとに100円分の商品券を贈呈する」というユニークなキャンペーンを行なっています。
努力したらなるべく早いタイミングで収穫が得られると同時に、その収穫がふさわしい内容であっれば、続けやるくなるといえるのです。
マスター系のキーワード「レバレッジ」
マスター系においては文字通りマスターすることが目的であって、継続することは手段に過ぎないということです。それゆえ、力を入れることにしても、ほどほどのところに緩めるようにしなければ、そうでなくても険しい道が厳しいものになってしまいます。
「思いつき」は常に上書きされてしまう
「やりたいこと」を忘れずに取っておくこと、そして、なぜそれをやりたいか、その気持ちも添えておくこと。
時間とやる気のコントロール
実際にやったことと感想を数行程度でよいので、メーリングリストに投稿するわけです。こうすることで「トレーニング仲間」同士で動機づけを与え合うことができます。人は誰かに見られていると思うと、ムキになってでもやるものなのです。
マスター系をものにする
マスター系は「続ける系」、「ためる系」と大きな違いが一つあります。それは、その後の人生を大きく左右する場合が多いということです。
同じ目標を共有できる同士がいれば心強いものですが、常にそのような仲間に恵まれるとは限りません。でも、一人であっても協力者はいます。それは「未来の自分」です。数歩先を歩いているあなた自身の手を借りるのです。
「来週の今日のあなた」になったつもりで来週の今日の日記を今日書くことです。
近未来日記の一番の目的は、未来を言葉で表現するところにあります。
この日記を続けていくと、未来の自分に対して過剰な期待を抱きにくくなります。到底起こりえないようなこと、あるいはあなた自身ができそうもないことを書くのはためらわれるからです。これにより現実的な期待が設定しやすくなります。