ノッチの付いたボックスプロット

ボックスプロットは非常に分かりやすいプロットであるため、使い易いツールである。しかし、medianが統計的に有意に違うかどうかなどを顧客に説明するには足りない部分がある。そこでボックスプロットを用いてmedianが統計的に有意に異なるかを調べるためのツールが、このノッチの付いたボックスプロットである。ノッチのついたボックスプロットは以下のようにして使うことができる。

boxplot(lograifall.control,lograinfall.seeded,notch=TRUE)


この図にてへこんだ部分がノッチである。これがかぶっていなければ統計的に有意にmedianが違いということが言える。

また、ノッチのついたボックスプロットはふたつの違いが有意かどうかしか検定できないことに注意した。みっつ以上のノッチについては使えないということである(おそらくt検定だけではなく、F検定が必要な理由と同じと思う)。